(1)診断 |
簡単に言うと歯を失った原因によって大きく2つにわかれます。1つは虫歯や破折等のその歯自体の問題です。その場合は通常通り抜歯してから傷の治りを待って、CTによる診断後に埋入します。
もう一つは進行した歯周病の方の場合です。歯周病により骨が吸収している場合が多く骨の再生であったり歯ぐきの移植であったりと様々な処置が必要になることが多いですね。また歯周病とは口の中全体の感染症なのでインプラント治療をするタイミングが非常に重要になってきます。
残った歯の歯周病治療と並行して細菌のコントロールが出来た時点で手術を行うようにしています。 |
|
|
(2)手術 |
|
局所麻酔※を行い、専用のドリルを用いて、あごの骨に穴を掘り、インプラントを埋め入れます。
手術時間は症例によって変わりますがインプラント1〜3本だと、だいたい30分〜1時間で終わります。
手術後の痛みは、ほとんどありません。すぐに仕事に行くことも可能です。
(激しい運動は避けて下さい)
※恐怖心が強い方はオプションで麻酔科の麻酔専門医による静脈内沈静法によりウトウトとした状態で痛みも緊張も無く手術可能です。
|
|
|
治癒期間(1〜3ヶ月) |
(3)アバットメント装着 |
|
治癒期間(1〜3ヶ月)後、骨とインプラントが完全にくっついた後、インプラントにアバットメント(歯の支台に当たる部分)をつけます。
アバットメントの上に仮歯を作ります。
仮歯でしっかり噛めるかどうか、歯の形などを決めていきます。 |
|
|
|
(4)補綴処置 |
|
|
(5)定期健診 |
インプラントを長く快適に使いつづけるのには、定期的なチェックが必要です。
最初の1年は3ヶ月ごとに、その後は半年ごとに定期検診(リコール)を行います。
定期検診時には、インプラントの状態、骨とのくっつき具合の状態、インプラントの清掃状態などを調べます。
インプラントは天然の歯と違って異物です。また自分の歯とちがって虫歯になったり、しみる、痛いなどの症状もでません。
インプラントは細菌に対する抵抗力が弱く、ケアを怠ると折角インプラントを入れたのに数年で、また治療する事になりかねません。
ご自宅でのセルフケアや歯科医院でのメインテナンスでいかに清潔に保てるかがインプラントを長期間維持していくのに重要なポイントとなります。
良好な口腔状態でしたらインプラントは半永久的に持ちます。一緒に頑張ってインプラントを長持ちさせましょう! |
|
|